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青森、沖縄、グァテマラ、岡山で生活してきたカフェ好き主婦の自由なブログです。


by tyukita
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ぷりぷり

今日岡山市民会館で岡山市戦没者追悼式典が行われた。
母が(またもや)岡山に来ているので、参加させていただこうかと話していたのだが、バイトがあったため気持ちだけ参加させていただいた。
岡山市の西川緑道公園内には平和像が建立されている。
青森市でも大空襲があったため市街地のほとんどが焼け、現在青森市役所の前には当時の市民の犠牲を悼む象徴として母子像が建てられている。

またぷりぷり思い出してしまった。
「日本人は65年前沖縄で何が起こったか知らなければならない」
とえらぶったみのさんなんかは、東京大空襲の犠牲者に手を合わせているのだろうか。

自分自身への戒めも兼ねて思うのだが、人は安易に被害者ぶり、または加害者ぶるところがある。
日本人は悪かったのです、私たちは悪かったのです、私たちの祖先は悪かったのです、そう思う前に、自分の生まれ育った場所でどんなことが起き、どんな思いでおじいちゃんおばあちゃんが町を作ってくれたのか知らないのはあまりに失礼ではないか。
青森だって辛かったんだ、岡山だって辛かったんだ、東京だって、広島だって、沖縄だって、どこだって辛かったんだ。加害者と被害者が存在する単純な図式ではなくて、それぞれが辛かったことを知って初めて、沖縄戦に同情でき、朝鮮半島、中国大陸に胸を痛めることができるのではないか。
この問題は、簡単に誰かを加害者にして謝らせればいいという問題ではない。
政治的な計算は別にして、故郷を持つひとりの人間として、互いに悼みの思いがなければ嘘だと思う。

日本本土の空襲
by tyukita | 2010-06-29 16:07 | 0909~姓が変わりました