人気ブログランキング | 話題のタグを見る

青森、沖縄、グァテマラ、岡山で生活してきたカフェ好き主婦の自由なブログです。


by tyukita
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

どうやって産むか、それが問題だ

私は青森での里帰り出産をしようと思っているのだけれど、聞くところによると、月によっては混んでいてなかなか分娩予約ができなくなるから、早めに決めて予約したほうがいいとのこと。

そうなると、まずはバースプランを決めねばなるまい。
総合病院で産むのか、産婦人科で産むのか、はたまた助産院…そして自宅。
持病を持っていたり、帝王切開になりそうであったり、無痛分娩など特別な処置を望むのであれば総合病院または産婦人科であろう…。
アットホームな雰囲気でフリースタイルの分娩を望むのであれば助産院や自宅。私のイメージでは、医療介入とアットホームの中間が産婦人科である。ちがったらゴメンナサイ。

まずは自分の精神力と相談する。どのような処置に恐怖を感じるか。
そして体力と相談する。自然の力で…というが、私も現代人。未だ、昔の人の言うような自然の力が残っているのか。これまで人工的な生活をしてきて、出産になっていきなり「自然に」というのもなんだか…。
そして、赤ちゃんと相談する。まだわからないけど、キミは逆子で産まれるのか?なるべくなら逆子じゃないほうがいいような気がするなあ〜。早く産まれて来ても遅く産まれて来てもいいけど、ある程度キミの体ができてからの方が恐怖が少ない気がするよ。あとあんまりくるくるすると、へその緒が首に巻き付いちゃうこともあるらしいから気をつけてねー。そしたら苦しいよー。
…うん、この子は面倒なことを嫌うと思うから、普通に産まれて来るのではないか…と勝手な推測をする。

友人にも来年1月に無痛分娩するという人がいる。
私も無痛分娩反対というわけではない。
「無痛分娩と自然分娩の両方経験したが、無痛の方が辛かった」という話を聞いたことがあるが、それは「無痛」という響きに甘んじてきちんと母体が準備をしてこなかったから。不健康な生活をしていたら、無痛でも自然でも難産になるらしい。
また、さっきも書いたけれど、既に現代人と昔の人は体のたくましさが違うような気がする。昔は体の弱い人は早い時期に淘汰されていたと思うし…。だから、無痛を選ぶのもわかる。現代人だけど昔のような自然分娩での安産を望むのなら、きちんと運動と食事をコントロールするのももちろん、妊娠前の基本の体のコンディションも考慮しなければならない。その上で、自分には無理じゃないかな…って本能的に感じていて、かつ金銭的にも余裕がある人が無痛を選んだり、何かあっても安心なように医療介入の多い分娩方法を選ぶんじゃないのかな。

そんで、私はどうするか。
私、正直言って、陣痛の痛みよりも不必要な医療介入をされることの方が恐怖。痛みで言ったら、ぜったいぜったい陣痛の方が痛いんだろうけれども、恐怖の度合いで言ったら、医療介入の方が恐怖。陣痛を経験してないから言えることかもしれないけれど。
慣れてないのだ。自慢じゃないけれど慣れていないのだ、医療に。採血も怖いというビビリなのだ。
理由がふたつある。もともと丈夫だったことと、親と祖父の方針で医療介入が少なかったこと。
私の祖父は内科医だった。私は外科の大きな怪我はしたことがなかったので、病院というと歯医者か祖父のところだった。
すると祖父は私にこう聞く。
「注射して辛いのを早く終わらせるのと、甘いお薬飲んで何日かかかるのと、どっちがいい?」
私は迷わず、「注射は嫌だ」と言った。吐こうが熱が出ようが、祖父のところで何日か休ませてもらった。何かあったらすぐ祖父に診てもらえるから母も安心だったろう(母方の祖父)。そこまで重い症状ではなかったということもあるし、祖父も他人だったらすぐ楽にさせようとしたかもしれないが、身内だったからこういう対応をしてくれたのだと思う。ということで、私は症状が軽い時期に甘い弱い薬と休養で治してもらっていた。理想を言えば、不調の時の一番の薬は休養なのだ。強い薬で治ったと錯覚して無理をするとあとで大きなしわ寄せがくると思う。それが無理でも、どこかでまとめて休むとか、なんにしろ薬だけに頼ると自分の体の声を聞く感覚が狂ってしまう気がする。
そんなわけで、不必要な医療介入には大きなストレスを感じるのだ。「ほんとは不要なのに…」という不満が前面に出て来てしまう(計画分娩だと、詰め物をして子宮を広げたり、浣腸して便を出したり、陣痛促進剤が使われたりする。うまく自然のリズムの乗れたら不必要だと思われることをされるのがストレスなのだ。ちなみに、無痛分娩だとスタッフが揃っていることが必要なので、計画分娩になりやすい。もちろん、それでも優先したい事情がある母子もいるので批判しているわけではない。また必要な医療介入に賛成なのは言うまでもない)。

ということで、せっかくこのように育ててもらったのだから、これからもなるべく「病気・難産予防型」の人生でいきたいと思う。それでもどうしても不調の時は仕方がない。問題は、体のことに関してまったく無頓着で、当たり前のように病気になったり、当たり前のように難産になる、でも薬飲めばいいや、無痛にすればいいや…というのが嫌なのだ。

…で、結論を言えば、私、自然分娩の安産に挑戦したい。ということだ。ある?わたしにまだ自然のたくましさ。ダイジョウブだろうか…という気持ちもあるが挑戦したい。
自然分娩の安産はそれなりの努力がいるらしい。
体を動かしたり、あたためたり、やわらかくしたり、もちろん食べ物にも気をつけて。規則正しい生活で。
やっぱり一番の目標は母子ともに健康であることだ(子優先)。
二番は母子ともにストレスが少ない出産であることだ(子優先)。
その両方を目指してみたい。

…と考えた時に、私とそよちゃんの場合は、しっかり準備した自然分娩(フリースタイルで、会陰切開も極力しなくていいようなゆっくりのお産。母子同室で母乳推進)を目指して、なにかトラブルがあったときには迷わず医療介入していただく…という風にしたいと思う。
そよちゃんのリズムで、そよちゃんの出て来たい時に、私がしっかりと準備して。そよちゃんが波に乗ろうとしている時に、私がうまくサーフボードの役目が出来るように。へその緒絡まないように気をつけてねと声をかけつつ。
だから、今助産院と産婦人科の両面で、総合病院とも提携しているところを探してます〜ちょうどあればいいけど。

(あ、自宅出産は、ご近所さんにご心配おかけしそうなのでやめます)
by tyukita | 2010-09-16 10:56 | 1007~ニンプちゃん